医療法人勝真会
こうない坂医院
泌尿器科・皮膚科
医療法人勝真会 こうない坂医院
高知県高知市朝倉丙1917-3
TEL: 088-843-8833
・湿疹(かぶれや虫刺され等)、アトピー性皮膚炎、ヘルペス、やけど、蕁麻疹、皮膚感染症(とびひ、粉瘤等)、にきび、爪・皮膚白癬(水虫)、いぼ、鶏眼・胼胝(タコ)、円形脱毛、女性型・男性型脱毛、多汗症等の診断・治療を行っています。
・悪性疾患やそのほか当院で対応が難しい場合は近隣の総合病院へ検査・治療目的に紹介する場合があります。
・ピアス穴あけや巻き爪治療、ほくろやしみ治療、帯状疱疹のワクチン接種等に関しては現在は対応しておりません。
・困難になった爪切り等も対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
●湿疹、アトピー性皮膚炎
皮膚が腫れたり赤くなったりガサガサしたりして痒みや痛みを伴います。
季節によって原因が異なる場合があります。
(例)【春、秋】花粉や黄砂、【夏】虫、汗、紫外線、【冬】乾燥 など
治療としてはステロイド含有の塗り薬がメインとなりますが広範囲の痒みや痛み、重度の場合はステロイドの内服薬や抗アレルギー薬を使用する場合があります。
症状悪化や予防目的にヘパリン類似物質の塗り薬(ヒルドイド)を使用することがあります。
●蕁麻疹
皮膚が腫れたり赤くなったりして痒みを伴います。ほとんどの場合は発症して24時間以内には消失しますが、原因の除去や治療をしてなければ再度症状が出現します。
原因としては食物アレルギー等が有名ですが、多くの場合は寒さによる刺激やストレス、疲労等によって引き起こされます。
治療としては軽度の場合は抗アレルギー薬の内服を数週間行うことで良くなりますが、中等度~重度の場合は抗アレルギー薬にステロイド薬を併用する場合があります。全身管理が必要な状況なら総合病院への紹介も行います。ステロイドの塗り薬に関しては多くの場合は必要ないですが執拗に掻いた際に湿疹が生じた場合は使用する場合があります。
原因としてアレルギーが疑われる場合は何がアレルギーとなっているかの検査を行ったうえでアレルギー源の除去を行う場合もあります。
●やけど(熱傷)
火などの熱を持ったものに触れる、化学物質が付着することで生じる皮膚の炎症。比較的温度が低めでも長時間触れ続けることで起こることもあります(低温やけど)。
程度は3段階まであり
・1度熱傷は赤くなったり腫れたりしてヒリヒリ痛む状態
・2度熱傷は上記の症状に水疱ができる状態
・3度熱傷は皮膚の組織自体が壊死して黒化し皮下の神経自体にも大きく影響が出る状態
治療としては化学物質の付着であればそれ自体をしっかり洗い流す必要があります。その後の治療として1度熱傷は赤く腫れたところにステロイドの塗り薬を塗ったり、受傷直後であれば冷やすことで2度熱傷へ移行することを防ぐこともできます。ただしたいていは無治療でも自然と良くなります。2度熱傷は水疱が破れることでそこからの細菌感染の原因となる可能性があるため、水疱の水抜きをした上で抗菌薬の塗り薬やステロイドの塗り薬を使用します。すでに感染の兆候があれば抗菌薬の内服も併用する場合があります。3度熱傷は壊死した細胞を除去した上で皮膚や皮下の組織の再生を促す塗り薬や内服を使用します。ただし範囲が広い場合が多いためほとんどの場合は皮膚の移植を行います。
日焼けに関しても肌がヒリヒリする症状があれば1度熱傷が生じている可能性があるため、治療することで症状を改善させることはできます。
しっかりした治療を行えば後遺症も軽く済みますが、特に2度の重症例や3度熱傷で治療が不十分であれば皮膚が固まったり萎縮することで関節や筋肉の可動制限が生じることもありますので早期治療が必須です。
なお、当院では3度熱傷を疑う場合は近くの基本的に基幹病院へ紹介としております。
●水虫(白癬症)
真菌が皮膚や爪に感染することで起こる病気です。皮膚に感染すると痒みや皮膚が剝がれてきたりしますが爪に感染すると変色や爪が厚くなったり脆くなったりします。
治療をする前にまずは診断目的に顕微鏡による真菌の有無の確認を行います。その後確定診断がついた上で抗真菌薬の塗り薬や内服を行い治療をします。
治療期間は足の水虫の場合は3か月程度、その他の皮膚の水虫は1か月程度を目途に治療の継続を評価します。爪の水虫に関しては範囲にもよりますが治療が上手くいった場合でも数か月~1年近くかかる場合があります。
水虫自体は命にかかわることは少ないですが、感染によりついた傷から細菌が体内に侵入して重度の細菌感染を起こす場合があるため糖尿病や免疫機能に問題のある方は治療をお勧めします。
●ヘルペス
①単純ヘルペス
皮膚に水疱状の皮疹が出現しムズムズした違和感や痛み、痒みを伴います。特に口唇や陰部に出現することがあります。
無治療でもほとんどの場合は数日するとかさぶた状に変化し、2週間程度で症状は落ち着いてきます。
内服による治療を行うことで改善までの期間を短くすることができます。5日間の抗ウイルス薬の内服や塗り薬があります。
一度感染したヘルペスウイルスは症状が改善しても神経に潜伏しているため、ストレスや疲労等で免疫力が落ちると再度発症することがあります。
②帯状疱疹
症状は単純ヘルペスに似ていますが範囲が広く、身体の左右どちらかに出てくるといった特徴があります。
無治療でも症状は落ち着いてきますが単純ヘルペスよりも症状は強いため良くなるまでの期間が長く(1か月程度)、神経に対しての副作用(帯状疱疹後神経痛)が生じる可能性が高くなるため治療を強くお勧めします。また、目や耳の近くに発症した場合は失明や難聴のリスクがあるため注意が必要です。
治療は抗ウイルス薬を1週間内服します。神経痛が生じた場合は鎮痛薬等を使用することがあります。
帯状疱疹も同様に症状が改善した後も神経に潜伏するため数年、数十年と経った後に再発することがあります。ワクチンによる予防がありますが当院では対応しておりませんので必要の際には対応可能な病院、クリニックを紹介します。
●ニキビ(尋常性ざ瘡)
皮膚の毛穴を古い角質が蓋のような働きをすることで汚れがたまり、炎症を起こしたり膿が溜まったりする病気です。
ほとんど炎症のみだと赤い皮疹(赤ニキビ)、膿が溜まると白い皮疹(白ニキビ)に見えてきます。
原因としては
・思春期(19-20歳ごろまで):脂の量が増える→毛穴が詰まりやすくなる
・大人:生活上の影響(ストレス、食事のバランス、不眠等)→皮膚の生え変わりが乱れる→汚れで毛穴が詰まる
治療としては、角質を薄くする薬(過酸化ベンゾイル、アダパレン)を塗ったり洗顔をすることで汚れが溜まることを予防しつつ実際に赤ニキビや白ニキビになった場合は抗菌薬の塗り薬(リンコマイシン系、ニューキノロン系等)や内服(テトラサイクリン系等)を使います。
ニキビを繰り返す場合に漢方薬(十味敗毒湯、桂枝茯苓丸、清上防風湯等)を使用することもあります。
ニキビ跡に対しての治療は特殊な道具を使用するため当院では行っていませんが必要でしたら御紹介しますので気軽に御相談ください。
●いぼ
皮膚にできる隆起物。痒みを伴う場合がある。
①軟性繊維腫
加齢による変化で皮膚が肥厚して乳頭腫状(カリフラワーのような形)に盛り上がる。比較的柔らかいことが多い。高齢だと脂漏性角化症とも言われるが若年~中年あたりだとアクロコルドンと呼ばれる。
②尋常性疣贅
ヒトパピローマウイルスに感染することで生じる良性腫瘍。皮膚の傷口より侵入し発症します。主にプールや銭湯の脱衣所で感染する場合があり、主に手足に好発します。
③水いぼ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫ウイルスの感染で生じる丘疹。成人はまれで主に小児に好発する。免疫力の影響を受けるため成人の場合はエイズや白血病等の患者にみられる。小児の場合は免疫機能が成熟する頃に自然に良くなることもある。
治療に関しては①、②に関しては凍結療法や電気焼灼、レーザー治療を行い除去もサイズが大きな場合は切除も検討する必要があります。一方③に関しては自然に良くなる場合もあるため学校のプール規定等でどうしても治療が必要の際は同様の治療を行います。スピール膏貼付やサリチル酸ワセリンを塗ることで治療する場合もありますが十分に良くならない場合もあります。
ちなみに当院では主に電気焼灼や切除、スピール膏を使った治療を行っています。
●鶏眼、胼胝
皮膚が硬く厚みを持つ病気。擦れたり圧力が長い間加わることで起きるため足の裏や側面、手のひらにできることが多いです。タコとか魚の目とも呼ばれます。
胼胝は表面の皮膚の硬い肥厚がメインのため痛みはほとんどないですが、一方鶏眼は表面だけでなく奥に円錐状に深く突き刺さっている状態のため痛みを伴うことがあります。
治療としてはともにメスなどで削って除去することになりますが、鶏眼は深いため完全に除去しきれず治療に難渋することもあります。スピール膏®を使い皮膚をふやかせることがでメスによる除去をしやすくしたり、場合によっては自身で剥がし取ることが可能となることもあります。
ただ仕事や生活の影響で生じている場合は再発のリスクが高く、治療と同時に癖や行動を変化させる必要がある場合もあります。
●多汗症、腋臭症
多汗症は皮膚にあるエクリン汗腺からの汗の分泌が増える病気です。一方腋臭症はアポクリン汗腺からの汗の分泌が増える病気です。
症状としては多汗症は名前の通り汗の量が増える、腋臭症は独特な匂いが生じますが多汗症でも細菌が増えると強い匂いが生じる場合があります。
治療としては
多汗症は主に塗り薬を使いますが、腋にはエクロックゲル®やラピフォートワイフ®、手にはアポハイドローション®を使用します。内服ではプロバンサイン®等や漢方(柴胡加竜骨牡蠣湯等)を使用します。
腋臭症は手術やレーザーを使った治療となるため当院では行っていないため他院への紹介となります。
●脱毛症
頭髪をメインに時として眉毛や腋毛等も抜けたり薄くなる病気です。主に円形脱毛、男性型脱毛、女性型脱毛に分かれます。
抗がん剤等で抜けることもあるがこの場合は副作用のためかつらの使用となりなかなか薬物による治療対象にはなりません。
①円形脱毛
はっきりとした原因は不明も自己免疫異常(膠原病、甲状腺機能異常)、アトピー素因、遺伝、ウイルス、ストレス等で頭部の毛髪や眉毛、腋毛等が抜ける疾患。
頭部1か所のみなら単発型、2か所以上なら多発型、後頭部~側頭部の生え際の脱毛は蛇行型、頭部全体は全頭型となりますが頭部全体及び眉毛や腋毛等も脱毛の場合は汎発型と言われます。
治療としては頭部のみに限った症状の場合はステロイドの塗り薬や血流改善の塗り薬(フロジン液)、内服で抗アレルギー薬やステロイド、セファランチン®等を使用します。
上記治療で困難の場合は注射や紫外線療法等がありますがこの場合当院では可能な病院、クリニックへ紹介させていただきます。
汎発型の場合は重症型のため同様に紹介となります。
②女性型脱毛(びまん性脱毛)
主に女性ホルモンの減少が原因で毛髪が細くなったり脱毛したりする疾患。
治療としては女性ホルモンの補充(エクオール®内服)やフロジン液の使用を行いますが、炎症を起こしている可能性もあるため場合によってはステロイドの塗り薬を使う場合があります。
③男性型脱毛
男性ホルモンの影響で毛髪が細くなったり脱毛したりする疾患。
治療としては男性ホルモンの影響を抑えるデュタステリドやフィナステリドの内服、ミノキシジルの塗り薬を使用しますが基本自費診療となるため当院では積極的には行っておりません。
●粉瘤
毛穴もしくは袋状の部分に古い角質が溜まった起こる病気。ニキビに近い病気で角質が溜まった状態だけでは数mm大~数cm大の硬い腫瘤であるが感染を伴うと急激に腫れが大きくなり、赤みが生じたり痛みが生じます。
治療としては抗菌薬の内服がありますが結局は破裂したり治るのに時間がかかったりするため皮膚を切開して膿と角質を除去した後に抗菌薬の内服と塗り薬を併用することが多いです。ただ、袋状の構造を残しておくと再発の可能性があるため繰り返すようであれば袋状の構造も一緒に取り除く手術を行う場合があり当院でも行っております。
皮膚科に関しては順次ホームページの内容更新中です。今後も患者動向に合わせて治療内容も増やしていきますのでよろしくよろしくお願いします。